ベアルさんの生きるブログ

個性派家族の生きやすさを探す

息子ちゃんの今まで②園生活

年中2月から途中入園した息子ちゃん

そのまま、年長さんになり大好きな先生にも出会いました

家族以外に大好きになった初めての大人だったのではないでしょうか

 

集団生活も自分から進んで輪に入ることはありませんでしたが

誘われれば一緒に遊ぶことも出来たし、手を出されることはあっても

自分から手を出すことはありませんでした。

(人に対しての感情の波はあまりないようでした)

 

しかし、見通しをつける力が弱いからか思っていたのと違う出来事があると

急に黙り込みうーうーと言葉にならない言葉を繰り返すことはありました。

そうなってしまうと、どんな声かけも入らずぐだぐだに・・・

母も何が思っていたのと違うのが分からず、しかもそのスイッチがいつ入るか

分かりませんでした。

運動会や学芸会など練習して本番を迎えることには対応できますが

入学式や町内会の集まりなど、どんなものか経験がない、想像がつかないものに

関しては、苦手がありました。

当時私も本で発達障害のことを学んでいましたが、

自分自身不器用で、学んだことをその子の特性に合わせてアレンジする

なんてことはできず、的外れなことばかりしてたように思います。

なので出先や道の途中でスイッチが入ってしまうと

どうしていいか分からず、一緒に泣くしかなかった時もありました。

一度目的地への電車の中でスイッチが入ってしまい、行くことも帰ることも

出来なくなり、遠くまで両親に迎えに来てもらったこともありました。

 

同時に療育センターで発達検査をしてもらいました。

発達年齢は普通でしたが自閉スペクトラム、不安症、感覚過敏という診断でした

正直、その時の先生の診断はあまりにも曖昧で何を信じていいのか分かりませんでした

でも、そのことで本人が困っているのなら

なんとかしてあげなくちゃと思いました。

 

今、こうして振り返ると本当に当時は不安定だったなと思います

家族で好きな電車で出かけても5分後に来る電車を『後何分?』と30秒おきに

聞いてきたり、思ったより電車が混んでいた時怖がって途中下車したり・・

必死に当時は対応していたけれど上手く対応できたことなんで一度も無かったです。

 

しかし園生活での先生方の関わりののおかげで成長して、自信もついたような息子ちゃん

転園から半年後にはいつもニコニコ大きな声で笑う活発な男の子になっていました。

卒園式も園長先生から呼ばれた時、大きな声で返事をして

胸を張って卒園証書を受け取る姿を見た時は

転園して本当に良かったなーと

心からそう思いました。

 

しかし、そのまま上手くいくと思いきやそんなことは無かった・・・・

 

次回へ続く