ベアルさんの生きるブログ

個性派家族の生きやすさを探す

行きたくないけど行くところ

それはうちの子にとっては学校です

 

息子ちゃんは小学1年生の時に

担任の先生との折り合いが悪く

入学から1ヶ月で不登校になりました。

担任の先生との関わりは1年間全く無くなり

私はスクールカウンセラーさんと

繋がり、息子ちゃんの居場所を探しました

 

学校はみんなが当たり前に行くところ

そう思っていました

私自身も子供の頃、嫌だけど行くのが当たり前だから

毎日行っていました

 

私は何で、嫌だったのか。

私が昔学校に行きたくなかったのは友人関係でした。

女子特有のグループの中で一人ずつシカトしていくみたいな

ボスの子がそれを決めるみたいな事があり

次は誰がシカトされるのか

ビクビクしていた思い出があります。

小学生6年の時にそんな人との関わりに疲れて

中学からは人に心を開かないように生きるようになりました。

でも、その場には適応しなくてと思っていたので

いい人を演じるような毎日

今考えてもよくやっていたなと思います。

 

では息子の不登校はなぜ起きたのか?

先生との折り合いが悪くと書きましたが

正直、まるっきり理解できているわけではありません。

 

息子には感覚過敏や不安症があり

自閉スペクトラムの診断をもらっていました。

本人しか分からない不快感があったのかもしれない。

自閉スペクトラムの子が持っている特性である

過剰適応するような部分も持ち合わせている息子ちゃん。

 

新しい環境に慣れることも、定形発達の子供と比べると

どんなに無理してがんばっていたことでしょう。

そんな中でも給食が美味しかった!と

楽しそうに帰宅する息子ちゃんの姿もありました。

しかし、徐々に登校しぶりの日が出て来て

行きたくないと道路に座り込んで動けなくなる日も

続きました。

 

それと同時に担任の先生に特性を伝えていたから

そんな特性を持つ息子を排除しようとする担任の言動に

私自身も不安な毎日で、私も限界が来ていました。

 

「もう行きたくないなら行かなくていいよ」

 

登校するために試行錯誤していた日々を

やめることにしました。

息子はほっとした様子でした。

 

学校には学校のルールがある

集団生活の中で活動していくには

そのルールに従わないと

「困った子」になってしまう

また、ルールに従おうと頑張りすぎてしまう子も

そこは行きたい場所ではなくなってしまう

 

そこから3年が経って

息子ちゃんは不登校の子の居場所、通級指導教室、

学校の中にある別室登校をしています。

そこで過ごす時間は短いけれど

今の息子のペースはこれいいんだと落ち着いています。

 

今元気になっている息子を見て思う事があります

学校がもっと幅広く色々な子供を

受け入れてあげれる仕組みがあれば

学校に行けたのではないか

 

行かなくてはいけないと思っているところから

外れるのは大人も子供も大きな勇気がいる事です

 

だから今、不登校であることに皆悩んでいると思います

休みたい時に

休める学校があったら

不登校なんて言葉も生まれないのではないですかね

 

そんな世の中になったら幸せだな。

先生の負担も減るのではないですかね。

国が決めた教育のノルマより個々の人間である

子供をもっと見て欲しいです。